第1回:ラウンド・スタイル - フラワーコーディネーター森 由美子のホームページ

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第1回:ラウンド・スタイル

 最初のフラワーアレンジメントのレッスンは、アメリカからもたらされた基本のスタイルのひとつ「ラウンド・スタイル」です。              

 

 いまから50年ほど前、アメリカ・クリーブランドからフラワーデザイナーのビル・ヒクソン先生が恵泉学園の招きで初来日しましたが、その折に教えていただいたものです。このスタイルは、日本の活花とヨーロッパのアレンジメントから考案されたものだとお聞きしました。お花屋さんが短時間でまとめられる手法として、まずこのスタイルを教えていただきました。

 

 ヒクソン先生は、その後ほとんど毎年日本に来られ、フラワーアレンジメントの指導をされましたが、このラウンド・スタイルは東京をはじめとして、日本の多くのお花屋さんが先生から学んだものです。

 

  ラウンド・スタイルは、テーブルの中央に飾る、最も分かりやすいスタイルです。花の種類を変えると、ギフトとしても使える万能のかたちです。

ラウンド・スタイル

 1  材料

花器

四角形または丸型のもの

材料

材料

オアシス

1/2ブロック

花材

カーネーション(アイピンク)  10本

カスミソウ 

グリーン  レザーファン、タマシダ、アジアンタム、ヤツデ 5~6枚

他に身近な常緑の葉など。           

今回は庭と窓辺の観葉植物を使いました。

 2  オアシスを器に

器のふちから約1 ㎝出るように。仕上がったアレンジメントを移動する際は、器とオアシスを防水テープでとめます。

直径15 cmの鉢皿でも代用できます。

オアシスを器に

 3  ステップ①

オアシスの中央に、まず30 cmほどの長さの1本(A)を挿します。

花には表と裏があります。最初の1本は、写真でお分かりのように表を前向きに挿します。

ステップ①

 4  ステップ②

中央の1本の花より2~3 cm短いもの5本(B)を器に添って、オアシスに1~1.5 cm挿し入れます。Bの方を少し短めにするとバランスがよくなることもあります。

ただし、あまり深く挿しすぎませんように。

ステップ②

 5  ステップ③

Aの2/3の長さのものを3本、AとBの中間に斜めに挿します(C)。

ステップ③

 6  ステップ④

Aの1/3の長さのもの1本(D)を、Aに添って入れることで、全体のバランスがよくなります。

ステップ④

 7  ステップ⑤

上から見てみましょう。DはAとB5本の内側に、バランスをよく考えて入れましょう。全体を引き締めるようにA寄りに入れます。

ステップ⑤

 8  ステップ⑥

まず、カスミ草をバランスよくカーネーションより高くならないように活け込みます。次に葉物を挿しますが、大きめの葉から、花を引き立たせるように挿して仕上げます。

五月は母の日のカーネーション。近年はとくにカーネーションにこだわらず、お好きな花をプレゼントすることが多くなりました。

ステップ⑥

 9  応用①

色や花を変えると、季節感や雰囲気を変えられます。  

写真は、バラ(はるか)とラン(デンファレ:ローラ)でまとめたものです。

リボン(花と同系色)を入れてより豪華にすることもできます。リボンの分だけ、花を少なくすることもできます。

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10  応用②

応用①のランとバラのアレンジメントを、ちょっと工夫して、長方形または楕円形の食卓テーブルの中央花としてまとめてみましょう。

ランの花の一部を花器の足元の両サイドに置き、トップのバラ1本はとり除きます。

器の両サイドにアイビーを添えて、色取り良くまとめてみました。

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11  水やりの注意点

水やりは3~4日に1度、カップ1杯ほどの水をオアシスに含ませてください。