第2回:ダイヤモンド・スタイル - フラワーコーディネーター森 由美子のホームページ

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Home季節のお花のアレンジメント第2回:ダイヤモンド・スタイル

第2回:ダイヤモンド・スタイル

 今回のレッスンは、アメリカのフラワーアレンジメントにおけるもうひとつの基本のスタイル、「ダイヤモンド・スタイル」です。

 

 真上から見た形が、ひし形、つまりダイヤモンドの形を成すようにします。3種類の花材を使います。

 

 ①ラインフラワー

  ストック、キンギョソウ、グラジオラス、デルフィニウム等のデザインの骨格となる円錐形の花を指します。

 

 ②マスフラワー

  バラやカーネーションのように、1本の茎に丸い花が付くものを言います。

 

 ③フィラーフラワー

  間を埋める役割をする大事な花材です。カスミソウやスターチスのような小花がそうですが、上手に使って、ラインフラワーとマスフラワーをエレガントにまとめましょう。

 

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 1  材料

花器 長方形のもの

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オアシス 2/3ブロック
花材

①ラインフラワー

  グラジオラス(開いたもの) 5本

②マスフラワー

  バラ大輪 紫色 3本、ピンク 2本

  スプレーバラ 2本
③フィラーフラワー 
  マートル(ギンバイカ)、シモツケ  

④グリーン  タマシダ

 2  ステップ① <上から図>

以下を、ダイヤモンド形になるように、オアシスに1~1.5 cmほどしっかりと差し込みます。

AとBは同じ長さで水平に、CはA、Bの約2/3の長さで垂直に挿し込みます。Cはこの図では分かりにくいので、ステップ③の<横から図>でご覧ください。

DとEは、A、Bの約1/2の長さにします。

D'とE'は、ステップ②の図のように、D、Eの根元を花1~2輪残してカットして使います。

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 3  ステップ②

ステップ①のDからD'を、またEからE'をカットして、それぞれを使います。

DとEが長すぎる場合は、先端のつぼみの部分(右図の最上段のもの)を少し切り捨ててください。

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 4  ステップ③ <横から図>

ステップ①の図を横から見たものです。A、Bの約2/3の長さのグラジオラス(ラインフラワー)Cを筋直に挿し込んでいます。

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 5  ステップ④ <上から図>

紫いろのバラ(A、B、C)とピンクの大輪バラ(D、E)を配し、ピンクのスプレーバラ(F、G)を対角線上に挿し込みます。

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 6  ステップ⑤

グラジオラスのA、BとCの先端が、2等辺三角形になるように、バランスをとってください。

 

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 7  ステップ⑥ <上から図>

タマシダをダイヤモンド形に差し入れます。

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 8  ステップ⑦ <横から図>

ダイヤモンド形が保たれているかどうかを、正面からも眺めて確かめましょう。

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 9  ステップ⑧

フィラーフラワーのマートルとピンクのシモツケを、空いたすき間に差し入れて、全体がバランスよくまとまるように仕上げましょう。フィラーフラワーは、カスミソウなど一年中手に入りやすいものを使っていただいて結構です。

  
できあがった作品のグラジオラスは、ラインに沿って花が咲き続けます。先に咲いた下の方の花が痛んだら取り除き、茎を1~2 cm切り、差し戻しますと、長く楽しむことができます。


オアシスには、3~4日に一度、たっぷりの水を与えてください。

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10  応用①

6月のアジサイを使って、涼しげなアレンジメントに変身させてみました。

ピンクのバラを抜き取り、その場所に西洋アジサイを入れたものです。シモツケはそのままにしておきます。

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11  応用②

ステップ①で水平に配したグラジオラスのAとBを、中央部に垂直に活けたCの周りに差し入れて、高さを出したものです。

お部屋のサイドテーブルなどに置いて楽しんではいかがでしょうか?

  

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12  応用③

グラジオラスをデルフィニウムに置き換えてまとめたものです。

季節の花(カンパニュラ、バイカウツギ、アジサイ、優しいピンクのスプレーカーネーション)を使用しました。

手作りの藍染めのクロスを掛けわたしたテーブルに載せてみると、色合いもよく合い、清々しい作品になりました。

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13    アジサイの水揚げ

下の方の古い枝(昨年のもの)を若干残して切り取ります。

  

 

 

 

 

 

 

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花の下に3枚ほど葉を残し、深めの水に差して、半日ないし一日おいて充分に水揚げをします。

葉と花にしっかり水揚げがされていると、オアシスに挿したあとも数日間はいきいきとしています。

 

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