2016年 新春のご挨拶とワスレナグサ - フラワーコーディネーター森 由美子のホームページ

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2016年 新春のご挨拶とワスレナグサ

 

新年おめでとうございます。皆様にとって素晴らしい年になりますように。

 

昨年はなにかと忙しく過ごしました。小淵沢の高原の庭では、春から夏へ、そして秋へと、季節の移ろいにつれて、次々に可愛い花々が咲き出し、その数は100種あまりを数えました。それぞれの一番美しい姿をとどめようと、これまでになくたくさんの写真を撮りました。花のエッセイもなんども書きだしながら、小淵沢と世田谷の仕事と私用に追われて(いささか言い訳じみていますが)、未完成のままに終わらせたことが悔やまれます。

 

世田谷の花のサロンでは、50年来集めてきました、四季の行事にかかわるコレクションがかなり多くなってきました。世界のいろいろな土地で人々が生み出してきた手作りの品々。自然、とくに植物の生み出した素材を使った衣食住のための工夫、人への心配り、手仕事ならではの美しさなどに、いつも感動を覚えます。

昨年は、小淵沢の店「ギャラリー・フラワーカレンダー」で、『日本の布・世界の布展』を開催し、古来から日本と世界の人々に愛されてきた布と布の細工の素晴らしさをご覧いただきました。学生時代の先輩の義姉、関 美代子さんの遺された素晴らしい手工芸品も展示させていただきました。

 

この地球には、素晴らしいものがあふれています。近年、日本でも伝統的な手工芸品を大事にし、後代に伝える取り組みがじょじょに根付いてきているように感じます。手作りの工芸品は、自然からの贈り物である素材を活かして工夫し、生活を楽しく便利なものにするための人類の知恵のたまものだといえるでしょう。

 

 私の所有する日本と世界の優れた手工芸品の数々。今年もまた皆様にその一端をご披露させていただくことを、いまから楽しみにしております。

 

 昨年のクリスマス・シーズンの終わりに、花市場でワスレナグサの一束が目にとまりました。私の大好きな花のひとつです。マーガレットとともに求めて帰り、玄関わきの部屋に飾って楽しんでおりました。

 

 1月も半ばを過ぎたいまも、ワスレナグサもマーガレットも精一杯に花を開いておりますが、あと一両日で元気がなくなるのではないかと思い、そうだ、今年最初に掲載するアレンジメントを制作し、美しい花のかんばせを写真に残そう、皆様に見ていただこうと思い立った次第です。  

 

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  花屋さんで、ワスレナグサに合うバラはないものかと探したところ、優しい色合いのスプレーバラが、これも精一杯に咲いていましたので、それを求めて、一緒に花束にいたしました。

 ワスレナグサは、先端まで花を咲かせますが、その下の脇芽の花を丁寧に摘み取り、ブルーのガラス瓶におさめてみました。ブルージュのレースを敷いてコーナーに飾ったものをご覧ください。

 愛らしいたくさんの花たちと、今年も元気に出合いたいものと思っております。どうぞよろしくお願いします。

        2016年 1月 森 由美子

 

 

 

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