新しい年の初めに - フラワーコーディネーター森 由美子のホームページ

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新しい年の初めに

 

   皆様お元気で新しい年をお迎えのことと存じます。

 

 昨年は、私の新しい本『フラワーカレンダー~季節の花飾り』の出版に際して、いろいろご協力、ご支援をいただきありがとうございました。

 

 私は、本年も花と共に心豊かに過ごしていきたいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。                                                                                                        

        

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    いぬ年をことほぐお正月飾りです。瀬戸市で作られた陶器の犬の置物に、常緑樹、木の実を配しました。

 

 今年のお正月飾りは、いぬ年(戌年)にちなんで、陶器製の犬3匹を主役にしました。中央の大きな犬は、写真に写っている茶色い犬の他に、もう一匹黒い犬も瀬戸市のメーカーから譲り受けました。どちらも高さ34cmほどの背丈です。黒いほうの一匹は、冬の間は小淵沢の家でひとりで留守居をしてもらっています。                                           
  

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 大きな犬の左右には愛らしい子犬が2匹。左側は男の子でしょう。

 

 いまにもイタズラを始めそうな、いかにも腕白そうな顔つきですが、見あきることのない可愛らしさです。ブチ犬ですが、そのブチも本金仕上げですから、今年のお正月にふさわしいめでたい置物といえるでしょう。                           

     

 右側の子犬には、「月をみる犬」というタイトルがついていました。上向きの姿は、確かにうっとり月を見上げているかのように見えて、なかなかに愛らしいものです。我が家では、秋のお月見のおりにも、月見台の横にこの子犬が登場しています。

 

 子犬の全身に、花やチョウチョの図柄が色鮮やかにほどこされていて、いかにもあでやかです。こちらはやっぱり女の子と言ってよいでしょう。

 

 この子犬にも、首周りには本金があしらわれ、美しく精妙に花模様が描かれていて、まことに見事です。

 

 せっかくですから、ターンをしてもらって、左側、背後、右側の図柄もご披露してもらいましょう。                                                                                                                                     

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 今年のお正月飾りには、常緑樹のモミと松、赤い実の南天と万両は、すべて我が家の庭で育ったものを使いました。金色の実も、我が家で昨年、初めて実った栴檀(せんだん)の実を金色に染めて使いました。

 

 この栴檀は、だいぶ前の話ですが、いつの間にか我が家の庭に根をおろしていたものです。その後、素人探偵が調べましたところ、どうやら3軒隣のお宅にある栴檀の木から、鳥が種を運んでくれたおかげで芽吹いたものだろう、ということにおちつきました。その小さな苗木が、いまではすっかり大きくなりました。

 

 裏庭の片隅にあるため、また私どもが小淵沢に居る時期にあたるため、昨年は初夏に咲くあの美しい花々を見ずじまいでした。ところが秋になり、葉をおとした木々の合間に、たわわに(初めて)実った実を見つけました。

 

 栴檀と言えば、私の幼いときの思い出にも重なります。世田谷・松原の実家の庭には、私が小学生の頃、大きな栴檀の木がありました。花の咲く木々は他にも多かった庭でしたが、初夏ともなると、紫色の小花を枝一杯につけ、優しい香りをあたり一面にただよわせる栴檀が私を魅了しました。

 

 世田谷が、まだ自然あふれるところだった60年以上も昔の話です。栴檀の花の蜜に誘われ、アゲハチョウや玉虫がよく飛んできました。今の東京では見るすべもない玉虫の、あのキラキラした光沢がいまも目に浮かびます。