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7月の花 アジサイ

 今年は、東京でも山梨でも、いままでになく美しくアジサイの花が咲きました。

 

  東京・世田谷の庭では、6月初旬から7月初旬までがアジサイの季節ですが、標高1000ⅿの山梨・小淵沢では、1ヵ月以上も花期が長く、8月までアジサイの花を楽しむことができます。

 

 世田谷の庭は、6月に入るとアジサイの白い花が咲きだしますが、「七変化」という別名にふさわしく、次第に色を変え、青色やピンクの花になってきます。

 

 同じ木の枝に咲く花々も、花色の移り変わりは一様ではないため、色の違う花が隣り合って咲いている光景が見られます。

 

 世田谷の庭には、「ウズアジサイ」という品種のアジサイも咲きます。花弁の縁がくるっと丸まった渦のような形状をしているアジサイです。

 

 江戸時代からある品種だそうですが、オタフクアジサイと呼ばれることもあります。なんでもオタフク(お多福)豆に花の形が似ているのが呼び名の由来だそうです。

     

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同じ木に異なる色合いの花が並び咲くのがアジサイの面白さ。

 

 

     
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 ウズアジサイも鞠状の花のひとつひとつが、微妙に色合い

 が異なります。

   重厚な趣きをとどめながら、色の変化を続けるウズアジサイの花

 

 

     

 ウズアジサイの花期はかなり長く、少しずつ色合いを変えながら咲き続けます。やがてドライフラワーの趣きになります。その味わい深い色調を活かして、リースやコサージュにしてみるのも楽しいものです。

 

 小淵沢の私の庭には、ガクアジサイとヤマアジサイを何株か植えこんでいます。これらは、古来から野山に自生する「日本のアジサイ」であり、あまたある園芸種アジサイの原種です。

 

 中央部には本来の「花」である、たくさんの小花が集まり、その周りを装飾花(葉っぱが変化したもの)が取り囲んでいます。その形状が額縁に似ていることから「ガクアジサイ」と呼ばれています。

 
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ガクアジサイ(色合いはいろいろあります)   ヤマアジサイ  

 

 

     

 ヤマアジサイも、たくさんの小さな花を装飾花で囲む形状はガクアジサイと同じですが、装飾花が少し小ぶりで、木の丈も小さいようです。

 

 ご覧のように、どちらも見た目の華やかさはあまりありませんが、とても繊細で爽やかな野性味が感じられます。私の実家には大きな株のガクアジサイがたくさん咲いていましたので、私にとっては幼いころからの馴染み深いアジサイです。

 

 いま一般的に「アジサイ」と呼ばれている花は、このガクアジサイを品種改良したもので、中央部の小花もすべて装飾花になったもののことです。日本のガクアジサイをヨーロッパで品種改良したものは、「セイヨウアジサイ」と呼ばれることもあります。

 

 

     
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手毬のように真ん丸で、爽やかな青色のアジサイ。  

小淵沢の庭には、各種のアジサイが隣り合って咲いています。

早朝、朝日が差し込み、朝露でアジサイが輝いて見えるひとときが

大好きです。

 

 

 

     

 アジサイにちなむ想い出話をひとつ。私が小学校低学年だったときのことです。

 

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 夏休みの宿題に、庭の花々を押し花にしておりました。チョウチョのような形のアジサイの花を見つけて、父に見せましたところ、表紙に使ってみたら面白いのでは、というアドバイスを貰いました。

 

 私は、押し花のお花畑にチョウチョが舞い飛ぶ図柄を考えて、すてきな観察日誌の表紙を作り上げることができました。

 

 これが私が工夫する喜びを知った最初の体験でした。父との懐かしい想い出です。

 

想い出の観察日誌の表紙には、こんなふうに押し花にした

アジサイのチョウチョを飛ばせました。         

     

 

 

     

 世田谷と小淵沢の庭に咲いたアジサイを使って、いまの季節ならではのアレンジメントを作ってみました。

写真をクリックして、拡大写真でご覧ください。

 
       
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